【圧倒的な熱量をぶつけろ】人生の勝算 前田裕二著
みなさんおはようございます。
お久しぶりです。41日間投稿していなかったようで、かなり久々な気分です。
最近、Kindle Paperwhiteを購入して読書を始めたのですが素晴らしいものですね。
1週間ほどしか使っていませんが「なぜ今まで紙で読んでいたんだろう」と思えるほどです。
そんなKindleを使ってある本を読みました。
SHOWROOM社長 前田裕二さんの「人生の勝算」です。
久しぶりの投稿は当書籍の書評まとめです!この世に生きとし生けるもの全てに響く部分があると思います。早速いってみましょう!
逆境はバネになる。努力と情熱でどんな高みにも行ける
書籍の内容を一言で表すのなら、これかなと思います。
著者の前田裕二さんは圧倒的なパワーで猛進できる天才かと思われている人も多いかもしれませんが、ただガムシャラに走ってきたわけではないようです。
幼い頃の環境、生い立ち、天性の価値観が交わって「最効率で人生の目標を達成するプロ」になりました。そのエッセンスを凝縮して短くまとめます。手抜きしたいわけじゃないよ!
人は未完成なものに協力し、完成させたくなる
前田さんは今でこそSHOWROOMという誰でもスターを目指すことができる場所を作り上げましたが、ポッと出のアイデアで作り上げたわけではありません。
幼い頃に父母を失い、小学生で路上弾き語りで生計を立てていました。いますか?そんな小学生。この原体験をもとに、誰でも努力で自分の価値を発信できる場を作り上げました。それがSHOWROOMです。
弾き語りの際に「オリジナルよりカバー曲の方が足を止めてくれる」「知らない曲をリクエストされたら1週間で覚えて、また聴きにきてもらう」「リクエストした人にとっては何より価値のある一曲が聴ける」といった経験をしました。
この参加型企画こそ、演者とファンの距離が近く感じられ、ともに作り上げる現代の最強コンテンツなわけです。AKBやラブライブが良い例だと思います。人は、未完成なものに参加し、一緒に作り上げていきたいんです。すでに完成されたものを一方的に消費するより、ともに成長するプロセスを楽しみたいということだと考えます。
この例は、スナックでも同じことが言えます。例えばスナックでハイボールを頼んだとしましょう。この時、額面通りにハイボールが飲みたいと思っているでしょうか。
ママとの関係性や、常連客との絡みなど、人間的な繋がりの価値を消費しているんです。
スナックという場をみんなで楽しめる場にするためハイボールを頼んでいるのでしょう。
スナックに行ったことがないので詳しいことは分かりませんが。
生きる上で大事なのは人に好かれること
前田さんが新卒で就職した外資系投資銀行の尊敬する先輩が言いました。
「受付の人でも掃除のおばちゃんでもとにかく好かれることが大切だ。仕事において1人の力では限界がある。そのためには人を好きになるんだ。良いところや尊敬できるポイントを見つけて無条件で好きになる。そうすれば相手は自分を助けてくれるし、チームとしても強くなれる」と。私がまとめた内容ですが。
返報性の原理という言葉もあります。良いことをしてもらったら良いことをしてあげたくなる心理のことです。
前田さんはこの話を聞いてから無条件に相手を好きになるよう心がけたそうです。
苦手な相手と電話する前には心の中で100回好きだと叫んでから電話していたと語っています。ストイックで妥協を許さない前田さんらしいエピソードですね。
何より人に好かれることはコントール不可能なことです。どう頑張っても相手の心は変えられません。
しかし、自分から人を好きなることはコントロール可能です。コントロールできることに力を割くのは当然のことではないでしょうか。
実りある人生を生きるためには自分のコンパスを持つこと
充実した人生を生きるために最も重要なことは「自分のコンパスを持つこと」です。
反対に最も不幸なことは「コンパスがないが故に、人を羨ましく思ってしまうこと」です。
理由を説明します。
コンパスを持つことの意味は、自分が人生を懸けて何をするか見極めることです。
あなたは墓標に何を成し遂げた人物として刻まれたいですか?
私もあまりはっきりしていません。
しかし前田さんはこれが重要だと話しています。就活の際には自己分析ノートを30冊以上作ったそうです。普通1冊も書かないですよね。
何を幸せと定義し、どこに向かっているかという価値観の言語化はブレずに生きるために必要です。
「何のために生まれて何をして喜ぶ 分からないまま終わるそんなのは嫌だ」と“彼“も歌っています。
自分が何をして生きるのか選ぶということは、何かを捨てること。
人生の質を高めるのは選択と集中です。
「進撃の巨人」のOP歌詞の中にこんなものがあります。
「何かを変えることが出来るのは 何かを捨てることが出来るもの 何ひとつリスク等背負わないままで何かが叶う等・・・」作中でもアルミンが話していたことです。
大人になっても定期的に自己分析をして、実りある人生を生きられるようにしたいですね。
終わりに
当書籍では前田さんの体験談を中心に、夢中に生きるためのメゾットが紹介されていました。
圧倒的な熱量は前田さんのみが持っているわけでもなく、全員が平等に持っているものだと思います。
その熱量を引き出すには、自分を知ること。何に対してならパワフルに走れるのか。それをなるべく若い段階で見極めることが重要だと考えます。一番若いのは今です。
誰でも夢中に生きることができます。
充実した人生を送れるように一緒に頑張りましょう。